生むなら責任を持って
新生児は、心地よい胎内から突然外界に産み落とされて、心身ともにストレスを負っています。その不安を解消してあげられるのは、お母さんの優しいお世話と声がけ、そして抱っこをしたりしてあやすことです。それが不足している赤ちゃんは、情緒が安定しないばかりでなく、脳の発達にもよくないということがわかってきました。
たとえば、お母さんがいつも不在がちで、お世話する人がいつも違ったりすると、それだけで、お世話してくれる人が違う、と赤ちゃんは気づいて、ストレスや不安を抱えることになります。もちろん、様々な理由でお母さんがいつもいつもお世話ができない、ということがあるでしょう。
そういう場合は、おばあちゃんやおばさんが代わりにお世話をして面倒をみる、つまり、スキンシップをはかるということになるわけですが、お母さんの胎内にいたわけですから、お母さんにまさる情緒安定の薬はないわけです。保育所に早くから預けなければならないお母さんもいますが、それは新生児〜6ヶ月くらいは一緒にお家にいてあげるほうが絶対にいいといわざるを得ません。どうしてもおばあちゃんが見る、などという場合には、お母さんが帰宅してから、たくさんのスキンシップと愛情を注いでやることを意識的に行う必要があるでしょう。他人がお世話をする場合には、できるだけ同じ人がお世話をしてあげるのが最善の策、苦肉の策といえましょう。健全な子に育てるのは、親の責任です。産前・産後どちらに休暇日数的に重きを置くか。それはいうまでもなく、産後です。お母さんは、「産みっぱなし」というわけにはいかないのです。生むなら責任を持って、育てていって下さい。